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BLOG 日常と建築と私

1年点検

2024.08.19

私たちは新築、リノベーション物件に関して

1年、3年、5年、10年の住宅点検を行っております。

先日、佐世保市で新築工事をお世話になった

S様邸の1年点検に行って来ました。

室内は充分に清掃されていて

気持ちよく暮らしておられました。

ただ、換気に関して、、

私たちもお引き渡しの時に十分な説明が

出来ていない(伝わりきってない)のが

そもそもの原因なのですが、

家の設計時に『換気計算』を行っています。
(24H換気の計算は法律で義務づけ)

吸気口から新鮮な空気を入れ
排気口からファンで排気する。

2時間に1回室内の空気を入れ替える

というものなのですが、

結論、窓を開けてしまうと全く意味がありません。

一昔前なら窓を開けて、風を通して

換気を行っていましたが、今は換気扇で

計画的、強制的に行うのが主流です。

あまり開口部を大きく(窓や玄関を開ける)

してしまうと、思ったような空気の動きを

つくり出す事が出来ず、極端に言えば

ファンの周りしか空気が入れ替わりません。

皆さんはこんな経験はないでしょうか?

築浅の新築の家にお邪魔した時

まだ新築の匂いが残ってますよね?

これが築5年の家でも、まだ新築の匂いが

残ってるお宅があると思います。

これは換気計画がしっかり行われている

証なのです。

(24H換気の大枠概念は別にあるのですが、、
また後日機会があればお話します)

S様には換気の考え方をお話し帰りました。

非常にキュートなS様夫妻、これからも

末長く宜しくお願いします。